容姿端麗6人組


中へ入っていって、だんだんと暗くなっていった。


「怖い?」

「え、??」

「だって、手が震えてるから…」


口の前で握っていたつかさの手は、震えていた。


「……暗い所、苦手。」

「そうなの!?」


つかさが暗い所、苦手なんて意外だな。


「じゃあ。手、繋ぐ??」


ノリで言ってみた。

心配だし……。


「……。」

「大丈夫、襲ったりしないから。」


そこら辺は、はっきり言っとかないとな。

誤解を生む。


「クスッ、当たり前っ。」

「そっか、///////」

「やっぱり、手…繋いでもいい??」

「ああ、いいよ。全然/////」


内心すっげえー嬉しい。


「顔赤いって、焦りすぎっ」


提灯に照らされた俺の顔は、真っ赤になっていた。

提灯の明るさではなく、恥ずかしさからきた赤さ。


つかさはそう言って笑った。


つかさと繋いだ俺の手は、辺りの寒さからは考えられないほど、少しずつ暖かくなっていく。


「冷えるな…。」


手はたしかに暖かいけど、風が少し冷たい。


「そんな事ないよ?手繋いでるから暖かい。」

「そうか??」

「う、ん……ッッきゃー!」


つかさは、その場にしゃがみこんだ。












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