容姿端麗6人組

・説得△つかさside



皆でホテルに向かっていると、拓海くんが走ってきた。

そして、そのまま智樹の前に立つ。


「何でだよっ!」


いきなりの怒鳴り声に、皆が驚いた。


――ボコッ…


え…
智樹が…、殴られた…。

皆、その場に立ち止まる。


「いってぇ……」

「ふざけんな、何でフったんだよ!!」

「お前には関係ねえだろーが。」

「俺はアイツの事が好きだった。だけど、アイツが好きなのはお前なんだよ!だから、だから…」

「だから、なんだよっ」

「お前と上手くいってくれればって。俺は、引き下がろうって…。でも、何なんだよ!どうして…」


拓海くんは、智樹の前に膝をついて叫び続けた。














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