容姿端麗6人組


「うーん……」

「ダメ…?」


ウルウルした目で、覗き込んできた。

うぅ~、それは反則でしょ。
そんな表情されたら…


「反則…。」

「え?何?」

「たく…、犬みたい。目、キラキラさせてさ。だから、反則だって言ったの。」

「え、もしかして。ときめいた?胸キュン☆みたいな?」

「うん!」


まあ、彼氏にあんな顔されたらね。
ドキッとするでしょ。


学校へ向かって歩いていた蓮と私。

でも横を歩いてたはずの蓮の足音が、いきなり消えた。


驚いて後ろを振り返ると、呆然と立っている蓮。


「どうしたの?」

「だ、だ、だって。つかさが、ときめいたって言うからっ/////」

「ねえ、蓮はさあ。告白されて、成り行きで付き合ったと思ってる??」

「え?あー、まあ。つかさが俺の事を好きで、付き合い始めてくれたって思いたいけど…。」

「……、そうなんだけど……。」

「う、嘘っ!!」


嘘じゃないし…
誰にも言わなかったけど、結構好きだったんだよ?


< 221 / 447 >

この作品をシェア

pagetop