容姿端麗6人組

・ドキドキの帰り道△怜side



「つーちゃん、大丈夫かな。」


私は今、智と一緒に帰ってます。
電車に乗って、その後つーちゃんと舞とは別れた。


つーちゃん。
蓮の家を出る時、凄い悲しい顔してた。


「大丈夫だよ。舞がいるし。」

「そうだね…。でも、つーちゃんのあんな顔、あんまり見ないからさ。」

「まあな。俊の事、ポーカーフェイスって言ってたけど、実際つかさもポーカーフェイスに近いからな。」

「うん、だね。」


智と並んで歩いてる。

いつもと変わらないんだけど、夜だからかな。
ちょっとドキドキなんだ。


「なぁ、怜?」

「ん?何??」

「さっき、好きな人いるって言ってたじゃん。あれ…、誰?」


え、え~!!

無理、無理。
言える訳ないじゃん。


だって…、
私が好きなのかなって思った人は二人。
どっちの事が好きなのか、分かんない。


でも、その二人のうちの一人は……









智、、なんだ。








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