バックネット裏の恋
私はさっき恵美ちゃんから渡してほしいと頼まれた手紙を日誌の間から取り出し、鼓太郎に差し出した。
「わかった、ありがと」
鼓太郎は少し照れくさそうにその手紙を受け取った。
「ラブレターかな」
からかうつもりでそう言った私に、
「気になる?」
と微かにはにかんで聞いてきた。
「べっ、べつに・・・」
そう強がって立ち上がろうとした私は足の痺れによろめき、そのひょうしに鼓太郎のいる方へ倒れかかった。鼓太郎が瞬時に私を支え抱きしめる形で地面にお尻をついた。
自分の顔が鼓太郎にすごく近いことに気付いた私は顔が熱くなり立ち上がろうとした、
と次の瞬間、鼓太郎の乾いた唇が私の唇に重なった。
ファーストキスだった。
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