*♥先生の彼女♥*【完】

受付を済ませて、茶色のソファに座る。


あたしの目に映ったのは一人の夫婦。


今にも産まれそうな大きなお腹を幸せそうにさすっているお母さんの隣にいるのは嬉しそうに微笑んでいるお父さん。


そんな両親に育てられる子どもは幸せになれるんだろうな。



あたしの場合は、片親だから産んだら子どもが淋しい思いをする事になる。


幸せになんてなれるのかな?



だけど、大きな幸せじゃなくていい。




小さな幸せでいい。



ほんの1つでいい。












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