*♥先生の彼女♥*【完】


その帰り道を一人で歩いていると、前から見覚えのある顔立ちの少年が歩いてくる。


誰だっけ??



名前はわからないが、確かあれは・・・



1年の時に、同じクラスだった人。




「よ!小田、久しぶりじゃん?」


あたしはその人に声をかけられたが名前が出てこず、ポカーンとしてしまった。



「んだよ~もしかして忘れちゃった?」


ほんの一瞬悲しい顔をしたように見えた。




『ごめーん。誰だっけ?』



あたしはそう答えると、その少年はニコっと笑ってこう言った。



「澤本 舞飛(さわもと まいと)1年の時同じクラスだったんだけどー」


『あ!舞飛くん!!覚えてるよ。覚えてるんだけど名前が出てこなかったー』



「舞飛でいい」




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