*♥先生の彼女♥*【完】
そして今度は深刻そうな顔をしながら口を開いた。
「あのさ・・・」
その声は冬の夜風にかき消されてしまうくらいかすかな声だった。
『・・・何?』
「うん、あのさ・・・もう今日しか言う時ないと思って・・・」
弱々しいその声で聞き取れるのがやっとで、
その声が耳に聞こえてすぐ舞飛はあたしに一歩近づいた。
あたしは怖くなって右足を一歩後ろに引いた。
また、無理やりキスされるの・・・??
瞬の時と同じなの??
きっと舞飛も瞬と同じなんだ・・・
男なんて誰だっていいんだ・・・
ヤれればどんな女でも満足なんだ・・・