*♥先生の彼女♥*【完】
「優姫行くでしょ?」
お母さんの真剣な顔。
舞飛の疲れた顔があたしを見る。
『行く?どこに?』
「悠矢君のお見舞い」
お見舞い?
悠矢・・・病院にいるの?
何で?
でも、もう会えないよ・・・
会ったら
だって・・・
また思い出す、でしょ?
元彼のお見舞いに元カノが行くのおかしいでしょ?
『いっ・・・行けないよ・・・今更?どんな顔して・・・会えば・・・い・・・い・・・の?』
「優姫・・・行こう!意地ばっか張ってないで、かっこなんかつけないで、もっと正直に生きていいのよ?」
『・・・うん』
あたしはコクッと頷く。
「あ、舞飛君も行くでしょ?一緒に乗ってく?」
「いや、悪いですよ・・・」
「早く乗って」
「はい・・・お願いします」