*♥先生の彼女♥*【完】

愛しい人



あたしはドアを開けてもしばらくぎゅっと目を瞑っていた。



ドアは開けれたものの、病室を見る覚悟がない。


舞飛があんな事言うから・・・




でももし、澤本先生が怪我とかしてても元気ならあたしがドアを開けた時何か声をかけてくれるよね?



先生・・・元気、だよね?



病気なんかじゃないよね?



大丈夫だよね?


「何で来てんだよ?」って言ってよ。



ねぇ、早く声掛けてよ・・・先生。




「舞飛・・・お友達?」


あたしのお願いなんて聞こえなかったのか、声をかけてきたのは女の人だった。



あたしはとっさにバッと目を開いた。



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