俺様ご主人様


「華南…俺…「翔様ぁぁ~☆」


…楓さんだ


ガバッと翔に
抱きつく


…楓さんがあたしを
めちゃくちゃ睨んだ


「…ごめんなさい」


何で謝ったのかわからない


でも…


楓さんが…怖くてッ…


「メイドさん♪
ちょっといいかしら?」


腕を引っ張られる


「…ッ!!…ぃたぃッ…」


すごい力ッ…ぃたぃ~!!


「楓!!「翔様。…安心して下さい何もしませんから☆」


「――…ッ!!」


あたしと楓さんは
医務室を出た


「ついてきて」


…ついて行く


ぴたっと足が止まる


「ぁの…ここは…」


多分倉庫だろう
サビの臭いがキツい


「…あんなに脅したのに近づくなんて…
いい度胸じゃない?」


楓さんが振り返って
あたしを見る


その顔は今までで
一番怖かった


ゾクッ…今は夏なのに
少し肌寒い


「…口で言ってもわからないなら
こうでもしなきゃね」


ドンッ!!


突き飛ばされた


「…いったぁ…」


「出てきて!!」



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