エゴイズム☆キララ
小さい頃、風邪を引くといつも要はモモ缶を買ってくれた


普段食べる生の桃よりも格別に美味しかった





結局スーパーで何を買うか散々迷った挙げ句、手にしたのはモモ缶1つだけだった


お米もネギも生姜も冷蔵庫に入っている筈だろう


美亜はロスした時間を埋めるように、急いで要が寝ている家に向かった




鍵を鍵穴に差し込みドアノブを下げ手前に引く


ガシャンッ!!


勢いよく引いたため大きな音を出すが、ドアは開かない


最初から鍵は開いていたようだ



「ただいまー!」



玄関に置いてある靴にも気が付かずに部屋の中へ進んだ


リビングのテーブルに買い物袋を置くと



「白石さん?」



自分以外の女性の声が聞こえた

振り返ると………



「さ、佐々木さん!!」



何故居るのですか?



続けて言いたかったが、驚き過ぎて声にならない
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