エゴイズム☆キララ
本人の口から聞きました、とも言いづらく返答に迷っていると



「お!美亜じゃないの」



何処かからか戻って来た綾子が背後から声を掛けた



「あ、綾子!」


「またお使い?」


「領収書と申請書を届けに」



美亜は後輩の手元にある書類を指した



「じゃ、宜しく!」



何食わぬ顔をして踵を返すと



「おおっと!」



綾子に肩を掴まれ、振り返えさせられた



「まだ話は終わってないわよ」



綾子はニヤリと口角を上げた



「な、何かなあ…」



彼女と目を合わせぬよう、視線を泳がせた



「フッフッフッ!さあ吐いちゃいなさい」



綾子の目は「言わなくても分かるだろう」と言っている



「やっぱり、そうなんですよね!?」



後輩も身を乗り出して美亜に迫った



「「さあ!!」」



芸能リポーター並の勢いに押され



「ッ!!」



もう逃げ道はなくなり………





「オホンッ!!」



一際大きな咳払いも聞こえ…
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