どうも、
助けてくれと言いながら俺の胸にしがみついて来る擁一郎に、俺達はただうろたえるしかなかった。
「擁一郎、とりあえずうち来いよ」
恐怖や不安を顔に浮かべる擁一郎を宥めるため、とりあえず俺の家へ招いた。
***
家に着くやいなや、擁一郎は手と額を床につけた。
それは所謂土下座というやつで。
「何してんだよ馬鹿!早く頭上げろ!」
「頼む、頼むから、俺だけじゃあかんかって、せやから、!」
俺が擁一郎の頭を上げさせようと肩を掴むと、擁一郎は混乱状態で俺に懇願してきた。
(とりあえず落ち着かせねえと。
でもどうしたら…)
俺まで混乱している中、玄関のチャイムが無情に鳴り響いた。
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