ラブ、LOVE、ラ部!?
傷付かないわけじゃない。

見た目がこんなんでも一応は女の子なのに。

なのにあいつは。

自分がやられた事は許せないくせに自分がした事は許せるのか。

結局自分が可愛いだけじゃない。

あんな奴、大っ嫌いだ。

まぁでも愚痴を考えるのは後でいいや。

とりあえず今はさっさと仕事終わらせて帰ろう。

それにしてもあの人達は手伝おうって気が更々ないんだな。

まぁ別にいいけどさ。

生徒会役員なんていっても所詮はお坊ちゃまか。

「ねぇ、それ僕手伝おうかっ?」

「……え?ぎゃああっ!」

びび、びっくりしたぁ。

知らないうちに居るんだもん。

急に声掛けてくるし。

これでびっくりしない人間は多分人間じゃないな。

「あの、どうしてここに?
帰ったんじゃ……。」

「んっとねぇ、とりあえず玄関まではねっ。
その後ヒロのお迎えが来たから別れてここに来たのっ。」

「え、いいんですか……?」
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