ラブ、LOVE、ラ部!?
……………。

「……失礼しましたー。」

パタン

………………。

幻覚?だよね?

だって、なんか『お姫様』とか言われたような……。

うん、気のせい!!

とりあえず階段を降り……。

「ぎゃあ!!」

「ねぇ、僕らに会いに来たんじゃないのっ?」

「冷やかし?」

「理由はともあれさ、失礼だったよね、さっきの態度は。」

先程の美形3人組がいた。

「あ、あの……?」

「新入生、だよね?
特待生の上谷雛さん?」

「えっ!?なんであたしの名前……。」

なんでこんなイケメンがあたしの名前なんか知ってるの?

「君が特待生だから。」

「うちは名門私立だからね。
学費全額無料の特待生なんて普通入らないわけ。
ある程度の資産家の令嬢や子息が入るから。
つまり余程の貧乏人(学力だけは一流)か自分の頭脳に自信があるやつしか特待生にならないってこと。」

うっ。
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