オカンの館
 
オレは、滑り下りた時の章子の感動した顔を想像した。


「もしかしたらキ、キスくらいしてくれるかなぁ…‥」


 …‥ヨダレが落ちた。






リフトを下りる足元も危なっかしく、オレは後ろから来る内海を待った。


「竜太郎、ほんま止めとった方がええ事無いか?」

「べっちょないべっちょない」


と、前を見下ろすと、






   ヒュ~~






高ッ!!(焦)。
 
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