黒板

あたしは誰もいない教室に入ると、



そこには翔太くんが一人でいた。





無邪気な笑顔で


「お帰り」と言い手を上げた。




すると



「あ、麻耶ちゃん。



そだ!自分の席に座って



俺がいいって言うまで目閉じてて。」




「えー?なんで?」




「いいから、いいからっ♪」






あたしは渋々自分の席に座った。





< 104 / 113 >

この作品をシェア

pagetop