サクラノコエ
「桃、もう寝た?」

「当たり前だろ? 何時だと思ってんだよ」

「ごめん。ごめん」

口では謝っていても、全く気持ちが入っていない不真面目な態度は、ただでさえイライラしていた俺の気持ちを逆なでする。

「姉ちゃんさぁ! せめて桃香が寝る時間には帰って来いよ! 桃香「ママ、ママ」言って泣いてたぞ!」

「なによ! 急に大きな声出さないでよ!」
< 14 / 454 >

この作品をシェア

pagetop