君との関係は旦那様!?【許婚新婚編】
「庇ってるわけないじゃない」
庇ったところで柚野さんは喜ぶようなタイプじゃないし。
逆にもっといじめられそうだよ。
「もう朝からモメるの止めよう?あたしが柚野さんと連絡とらなければいいわけだし。
聖がちゃんと予定を早めに話してくれれば解決するんだから」
「それで解決……?俺の気持ちはどうなるんだ」
聖の気持ち?
「どういうこと?」
あたしが首を傾げて聞き返すと、聖は言いにくそうに口を開いた。
「なんかこう……嫌だったんだよ。明と爽が連絡とっているのが。
目を盗んで……とか言い方が悪かったのは謝るが……なんなんだ、この気持ち」
聖は胸をグッと掴んで見せて、奥にあるモヤモヤを分かって欲しそうだった。
ねぇ……それって……。