最後の手紙

顔をあげると思わず息を呑んだ

今まであまり感心を持たなかったが
マミは驚くほど
ルカに似ていた

かなり長い濃いブラウンのストレートな髪
おっきな二重の目

かなり細いウエストと
そうでもない足

(身長も同じぐらいだよなぁ…)

感心している優希にマミがキョトンとしている

「えー?うちなんか付いてる?」
マミが自分の身なりを
気にしながら聞いてくる
「いや、なんも付いてないよ、それより、うちって?」

「いややわぁ、大阪でもなぁ、うちって言うの不思議がられるねん」

「うちって言うんは、私って意味やで」
少し照れながら言うマミのしぐさが可愛く見えた

「あぁそんなんだ、なんか初めてしゃべったから、ちょっとびっくりして…」
理由を探しながら優希が答える

「だって優希くんってしゃべりかけてくんなってオーラ出てたやん」

「でも6時限もずっと寝てたから、ノート見せたげよか?って思ってん」
「だって、うちら席となりやし」

「え?」

「あ、ひどーい、もしかしてうちが隣なんも知らんかったん?」

確かに知らなかった
と言うより気にならなかった

(どんだけ夢中だったんだよ)

独言を言いながら

「いや、そんな事ないよ、ありがとうノート」

と言った

マミはにっこり笑いながら

「はい!ひとつ貸しやで」

と優希にノートを渡した
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