幼なじみの初恋

「ママァァア!!!!」

「何~?!」

「かける~~~」

「何~~?!?!」


忙しすぎる!!!!!


「ママァ・・・こぼしちゃったよぉ・・・」

「あらら~、彩音大丈夫よ、泣かない泣かない!!」


彩音がこぼしてしまったジュースを拭き終ると、


「かけるっこっちこっち!!」

「るきあ待ってっ」

「悠馬がさぁ~グズりはじめて、全然俺じゃだめ・・・」

「悠馬~おいで~??」


悠馬を抱きかかえると

悠馬はアタシの腕の中で眠ってしまった。


そうなんです。

子供ができました!!

長女の彩音(あやね)。

しっかりしているけど、所々抜けている5歳。

言葉がはっきりしているのが・・・助かったみたい。

長男の悠馬(ゆうま)。

寂しがりやさんで、ちょっぴり世話がやけてます・・・


でも2人ともるきあにどこか似てて、

将来の顔がどうなるか・・・

楽しみです!!


「かける、お疲れ。」

「るきあこそっ」

「俺が守るから。彩音も悠馬もかけるも・・・守るから・・・」

「当たり前じゃない、守ってよね。」

「俺を誰だと思ってんだ?風間るきあだぜ?」

「寂しい思いさせないでよね・・・」

「・・・了解。」


最後に甘いキスを何度も角度を変えてくれた。

こんな幸せの日々が

アタシの宝物です。







END--
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