君を想うと~triangle love~
“しゅーちゃんが好き”





その気持ちはどんなに考えたって変えられない。


そんな簡単に捨てられる気持ちなら、高校の時にキッパリスッパリ忘れられたはずだもの。









マンションを出て空を見上げるとオレンジ色の空。



回りの風景はあの頃と同じ田んぼ道じゃないけれど、ビルの隙間から見える空はあの頃と同じ。





大丈夫。

あの頃と同じ太陽が私を応援してくれてる。






私は…

しゅーちゃんが。

…藤堂秀人が好き。




後ろ指さされたって構わない。

今度こそ、自分の気持ちに正直でいたい。

彼を…失いたくない。






先のことなんてわからない。

この気持ちをしゅーちゃんに伝えたらどうなるのかなんて、考えてもない。

だけど…伝えなきゃ始まらない。


伝えるんだ。

しゅーちゃんが好きだって…。










理央の言葉に後押しされて。
自分の気持ちを素直に伝えようと意気込んで出た自宅。









あの時の私は、何にもわかってなんていなかった。

後ろ指さされる…ってコトがどんなことなのか、しゅーちゃんを選ぶってコトが何を意味しているのか…なんて。



ねぇ、しゅーちゃん。

何にも知らなかったんだよ、私。
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