君を想うと~triangle love~
「あれ。ずいぶんだね。
俺は心配してやってんのに。」


「余計なお世話です。」





あ~。朝からついてない。



あんまり関わりになりたくない私は振り向きもせずに信号が変わるのを待っていると。




「ふ~ん。」

「なんですか。」

「…藤堂となんかあった?」

「はあっ!?」




そう言って。
桐谷慎はフフンと笑った。







なんなの?!

エスパー!?

エスパーなの、このオトコ!!!!!






訳わかんないまま図星を突かれた私。
口をパクパクさせながら桐谷慎の方に顔を向けると。








…ちゅっ…








唇に暖かくて柔らかい。
謎の物体が遭遇した。




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