変わらぬ愛の形


教室は、4階から3階へ。
1番端の、2−1のドアを開ける。


…いきなり男子がたむろしてる。

「すいません、どいて下さい」
「どいてーっ」
私とひぃちゃんで声をかけると、


「はぁ!?後ろのドアから入れよ!!」
突然罵声を浴びせられた。


…はぁ!?
「こっちこそ!道の真ん中で話なんかしないでくれます?」
思わず言い返してしまった。

「いいよ、明夏梨!後ろからいこ?」
「嫌!!負けたみたいじゃん!」


するとそいつはまた口を開いた。
「何?オレと口喧嘩で勝てると思ってんの?」


…イライラする、コイツ。



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