変わらぬ愛の形
「休もうかな…」
その時、けたたましい電話音が私の携帯から鳴り響いた。


「また…ひぃちゃんだ。」
そう予想して電話を取る。

「もしもし…」
「明夏梨?光だけど!」
…やっぱり。


ひぃちゃん…秋本光<あきもとひかる>は、私の中学からの大親友。
大学も同じ。


私が高校時代何があったのか…
何故外に出たくないのか、知っている人物の一人。

だけど私に新しい恋をしてほしいみたい。


…出来るわけ、ないのに。


だってあの人を…

直也を…


忘れるなんて、出来ないもん−…




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