年上王子のお隣さん☆
掴まれた腕が
痛くて……熱い。
手が繋がれたまま
お土産屋さんまで来た。
まだ夕方だから
あまり人はいなくて
すっからかんとしてる。
「…華」
「……」
真剣な顔で見てくる啓くんから
視線を反らす。
『あたし、まだ啓飛が好き。』
瑠亜さんの言葉が
あたしを追い詰める。
「華…」
「ねぇ、啓くん……」
ギュッと手を掴み返して
啓くんを見た。
ねぇ
啓くん。
あたしから……
「離れていかないよね…?」
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