年上王子のお隣さん☆
啓くんに腕を引かれるまま、部屋に入る。
冷蔵庫から湿布を出して、おでこに貼ってくれた。
ひんやりした感触で
冷静を取り戻せそうだ。
「…ありがとう。」
「ん」
啓くんの顔は、何となく見れなくて
俯いてしまう。
聞かなきゃ。
瑠亜さんのこと……
「……」
「……」
続く沈黙に、心が押し潰されそうになるのがわかる。
啓くんから言葉を聞くのは怖いけど
自分から聞くのはもっと怖い。
いつから、こんなに弱虫になったの?あたし。
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