先生
「どした?加山に飯塚。」


俺は背後から二人に声をかけると、
飯塚がゆっくり振り返り、俺を見た。


その表情は、一番逢いたくなかったと言わんばかりで…。


ん!?


何か俺、マズイとこに出くわしちゃったとか?


そんな時、宮原と同じクラスで、いつも一緒にツルんでる
相原が、告白途中だから邪魔するなと言ってきた。


告白途中?


よく見ると、少しムッとした宮原が俺を見て、飯塚は俯いていた。


宮原が飯塚に告白?

その言葉に動揺をした俺。


頭真っ白になってて言葉が出ない。


「そっか…上手くいくといいな。」


気が付いたら、そんな言葉が口から出ていた。


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