先生
「何が有った?」


硝子テーブルにお茶の入ったマグカップを置いた。


少しだけ飲んで、今日有った事を先生に話した。


「そっか…。
いきなりでビックリしたな。」


少し体を前に出して、私の髪を撫でてくれた。


まるで、小さな子供をあやす様に。


その行為一つに、私の心臓が激しく音を立てて動き出すんだ。


「なあ…飯塚の好きな人って誰?」



ドキッ




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