先生
「もう……私の事…好きじゃないの?」

「…………ああ。」

だったら…何で…そんな辛そうなの?


今にも泣きそうだよ?先生。


「分かった……。」


エンジンをかけて、ギアを入れて車を走らせる。


元来た道を降る。


色の付いた物総てが、今の私にはモノクロに見える。


そんな世界に落ちちゃった……。


いつも車で流れる、先生お気に入りの
CDも耳に入らない。


真っ暗な世界に…。


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