先生

初めての誕生日②

遂に誕生日当日。


誕生日なのに、臨時職員会議。


何で今日?


そんなの月曜日にすればいいのに…。


校長ムカつく。


「適当に上がって待ってて?」


そんな私の手の平に先生がマンションの鍵を置いてくれた。

「でも、新婚みたいで楽しいかもな。」

その一言で私の落ち込んだ気持ちが浮上した。


自分でも単純だと思う。


ご馳走作って、好きな人の帰りを待つなんて贅沢な気がする。


だって、そんなのは遠い未来の事だって思ってたから。



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