先生
「さあ。用事あんじゃね?」


用事?


「何も聞いてないよ?」


「俺がいるから、いいでしょ?」


「そりゃあ…そうだけど。」


車は学校を出る。


バイバイ。


三年間、有難う。



「長い様で、短かったな。」


「うん…嬉しいんだけど寂しい。」


「そうだな。
四月からは、此処にお前いないんだもんな。
俺も少し寂しい。」

先生もそう思ってくれて嬉しくなった。


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