もしも、願いが叶うなら


何も言わないまま裏庭に出てベンチに座る那央。

あたしも横に座った。


「座んな」

「良いじゃん。これはみんなのベンチであって那央のベンチじゃない」

「……」


何も言わなくなった那央を見て、あたしはプレゼントを開けた。


ネックレス…
前に欲しいって言ったやつ…


はぁ、



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