爆走★love boy
雅紀君
教室であんなことがあった数十分後。



私と樹先輩とナナミの3人は近くの喫茶店に来ていた。



制服姿の私たちを見てウエイトレスさんは口をひらきかけたけれど、結局何も言わないまま業務を遂行していた。



私の前に座っている樹先輩は、あきらかに不機嫌な顔をして、さっきから視線を合わせようともしてくれない。



「樹先輩……」


私は無言のままの先輩に、思い切って声をかけた。
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