爆走★love boy
私は言葉を失い、笑い転げる雅紀君をただただ見つめる。



背中に汗が流れ、嫌な空気に押しつぶされてしまいそうだ。



「じゃぁ……どうして私を誘拐なんてしたの……」



必至で絞り出した声にはどこにも張りがなかった。




「誘拐だなんて人聞きの悪いこと言うなよ。



なぁ亜美。お前、別れてからも俺のこと好きだったろ」




「……」
< 335 / 361 >

この作品をシェア

pagetop