あなたに会えた喜び
「ちょっと礼!歩くの早い!!」
テクテクテクテク…
「待てって!」
“パシっ”
足早に歩くのあたしの腕を掴む優介君。
「ダメ!送んないで!」
立ち止まって言うあたし。
「なんで?」
「お母さんが面白がるから!」
「いいじゃん別に♪」
「良くないのっ!」
頬を膨らむあたし。
「夜道は女は危ないんだぜ!」
そう、あたしと優介君は学校を抜け出してから話しをして、その後遊んだのだ。
皆は勉強してるのに…。
「優介は学校大丈夫なの?」
「俺?大丈夫大丈夫♪」
(ほんとかな…?)
「さぁ、行きましょう♪」
そう言ってあたしの手を握る優介君。
「だからダメだって!」
「もうこの手は離れませぇ~ん♪」
そう言ってよりいっそう強く握りしめる優介君。
「もうっ…」
(仕方ない…送ってもらうか…。)