あなたに会えた喜び


「ちょっと礼!歩くの早い!!」



テクテクテクテク…


「待てって!」

“パシっ”


足早に歩くのあたしの腕を掴む優介君。


「ダメ!送んないで!」

立ち止まって言うあたし。



「なんで?」


「お母さんが面白がるから!」


「いいじゃん別に♪」


「良くないのっ!」


頬を膨らむあたし。

「夜道は女は危ないんだぜ!」


そう、あたしと優介君は学校を抜け出してから話しをして、その後遊んだのだ。

皆は勉強してるのに…。


「優介は学校大丈夫なの?」


「俺?大丈夫大丈夫♪」


(ほんとかな…?)



「さぁ、行きましょう♪」


そう言ってあたしの手を握る優介君。


「だからダメだって!」


「もうこの手は離れませぇ~ん♪」


そう言ってよりいっそう強く握りしめる優介君。



「もうっ…」



(仕方ない…送ってもらうか…。)


< 51 / 147 >

この作品をシェア

pagetop