大好きな君にエールを




イキナリ電話が来て焦って荒ちゃんを、傷つけるようなことを言っちゃったんだ。だけど、


『ったく麻帆ったら素直になれっての。…バーカ』



って荒ちゃんの声が聞こえた。久しぶりの荒ちゃんだ……って胸がドキドキしたんだ。


荒ちゃんも部活が忙しいのに……


あたしよりも何倍も疲れてるはずなのに。


だけど、あたしのことを覚えていてくれた。そしてあたしに電話をくれた。


荒ちゃん……あたし、胸がいっぱいだよ。


荒ちゃんに想われてるんだなって嬉しくなったよ。



─────…


「おーい、麻帆さーん?」


ひーちゃんの声で我に返った。



< 33 / 526 >

この作品をシェア

pagetop