大好きな君にエールを




「じゃあ、合宿はこれで終わりだけど、家に着くまでが合宿だからね!忘れないように!あとゆっくり休むこと、いい?」


『はいっ』


「じゃ、ここの宿舎にお礼を言ってバスに乗るよっ」


あたし達は、宿舎の方に感謝の心を込めてお礼をし、バスに乗り込んだ。


バスの中はとても静かだった。きっと4日間の合宿の疲れがじわじわと出てきているんだろう。


あたしは寝息が聞こえる中、窓から見える空を見つめていた。


明日の午後、荒ちゃんに会える。


ずっと会いたかった、あの荒ちゃんに会える。


明日のために今日は早く寝なくちゃっ。


あたしは家に帰り着きお風呂から上がると、すぐにベッドで眠りについた。



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