秘密の鎖
途端に夕月さんが私から離れて莉沙の方へ寄った。
「俺も会話に参加していいかな?」
あっ、このやろ!
慌てて夕月さんの腕を引っ張ったが、莉沙も反対側の腕を掴んだ。
「全然いいですよー!ね、美緒!」
キラキラした顔の莉沙が、期待を込めて私の方を見てきた。
うっ……
これは断れないってゆーか……
ちらりと夕月さんの方を見ると、勝ち誇ったような顔で私を見下ろしていた。
この確信犯が…!
怒りで震えながら夕月さんを睨んでいると、莉沙がさっさと夕月さんを部屋に招き入れてしまった。