男子拒否症


悠の顔を見てホッとした自分は勝手に動く口に任せて言葉を発した


ゆうが好き


その言葉に嘘はない

自分でもビックリした
きっと、そこに居た皆がビックリしたと思う


でも、訂正なんかしない


だって、それでいいから


悠も、私の言葉に返してくれた


姫が好き



長く、遠回りでもたどり着いたゴール


もしかしたら、スタートかもしれないけど



ずっと、ずっと、




あなたの
      そばに居る
君の  




 
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