人格投与兵器 御伽

「……っか…は」

右肩を撃たれた。本当に敵はすぐそこまで来ていたようだ。
耳をすませば、たくさんの足音が聞こえる。

…これはちょっとヤバいかもしれない。なんせ、奴らは御伽がなくったって俺を殺せるだけの武器くらいあるのだから。

激しい自分の呼吸を抑え、手元の兵器を再び見た。

さっそく、これらに…こいつらに血を与えてしまうのだろうか。
できればそれは避けたいところだったが…。

耳をもう一度すましてみた。
どうやら足音は正確にこちらへ向かって来てるようだ。

もうつべこべいってられない。持ってきた武器は二つの兵器を奪うために使い果たした。

俺はしっかりと大地に刺さるようにして歩きだした。
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