先生がいた。
先生の姿をじーっと見つめる。
あ。こっちに来てる!
「もう終わったのか?」
ほかのみんなの邪魔にならないように小声で話しかけてくる。
「はい。簡単すぎて!」
「見直しちゃんとしろよ。」
「わかりましたー。」
短い会話。
どこかに行ったと思ったら、わたしの後ろに立って窓から外を眺めてた。
チラっと後ろを振り返る。
目があう。
問題用紙に視線を戻しながら、自然と笑みがこぼれてしまう。
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