大好きなひと

そして私たちは席に着き

それぞれ一口食べた。

「食べる?」

と怜がポテトを差し出してきた。

「あ、いいの?ありがと!」

と一本もらい食べた。

「で?なんか話し合ってここ来たんじゃないの?」

「あのさ・・・。」

「ん?」

「いいや。」

「え?なに?」

「あ、んーっと・・・。」

「なに?」

「美羽と話したかったから。」

「ぶっ!」

「んだよ!」

「あ、いやすごく下手な演技だったな~と思って。」

「は!?お、おまえ俺が!!」

「はいはい。私も怜とは話したかったし。」

「え?・・・。」

「っっっなんてうっそ~!」

ほんとのことだけど。

「は~あ!?」
< 38 / 191 >

この作品をシェア

pagetop