櫻桃~サクランボみたいな二人~
#光輝side#
まさか…あの『蒼慈』っつーヤツも、立候補するとは…。
しかも、生徒会長決めごときで、選挙って……。
「ねぇ、光輝。大丈夫なの?」
「だ、大丈夫だよ…。問題ねぇ~」
んな訳あるか!問題大アリ!
「でもな、演説がなぁ…」
演説どうすんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
「誰かに手伝ってもらえば?」
それだ!
「桃花!演説作んの、手伝ってくれないか?」
あ、でも、もし、蒼慈に入れるなら…。
「あ、で、でも、蒼慈に入れるなら、いいケド…」
頼む!協力を!
「蒼慈くんには、入れないよ。モチロン、光輝だよ」
はぁ……。よかった。
「じゃあ、今日、夜、俺の部屋に来てくれ」
「うん。分かった。いつもの時間でいくね」
ヨシ。約束完了。
「ねぇ、光輝。…一緒に…帰ろ?」
そんな、可愛い顔で、頼まれたら…。
「OK!鞄、取りに、行くぞ!」
「うん!」
こうして、俺らは、クラスに戻り、鞄を取り、下駄箱へ向かった。