彼女は双子!?

違和感

それから一週間。


なんか違和感がある。


嶺と姜、なんだろう？


日によって少ーしだけど、雰囲気というか…オーラが違うような気がするんだけど。


……………。


って!!


なんでわざわざこの俺があの双子のことを気にかけなきゃいけねぇんだよ!!


あぁ〜この頃の俺、ぜってぇおかしい…。


悪ぃけど次の授業、休ませていただきます♪


４時限目の授業をサボって屋上に行くと…


ただいま悩んでいる…というか考えている？片割れがいた。


「ぇ…」


思わず声が漏れた。


だって…あと一分もしねぇうちにチャイム、鳴るよ？


もしかしなくても、コイツもサボり…？


「あ…麻沓君？　こんなとこで、何してんの？」


友達といるときとは雰囲気が違う姜。


しかも…言葉遣いが…。


「あぁ、藍宮さん。　気分が悪くて…ココで休もうかなって思って…」


王子様笑顔で答える。


「気持ち悪…。　ホントはそんなキャラじゃないだろーに…」


ボソリと姜が言ったがこの静かな空間にはよく響いた。


バレてんのかよ…。