涙が愛しさに変わるまで
「なぁ……黙ってキスされとけよ。」
あたしが真っ赤になるのよりも先に、桐沢社長に唇を重ねられてた。
何度も何度も角度を変えられて、息ができない。
あたしの甘い声が部屋中に響く。
……苦しいよ
あたしが少し唇を開けて息を吸うと
桐沢社長の舌が口の中に侵入してきた。
あたしの中を桐沢社長の熱で支配していく。
少したつと桐沢社長は唇をはなしてくれた。
「はぁ……はぁ」
肩で息をするあたしを、見下ろして笑う桐沢社長。