キミがくれた光

再会



―再会―




1月のある朝。


私は、担任の先生に呼ばれた。





担任に手を引かれて、私が向かった先は保健室。





「何だよ、引っ張るなよ」




ガラガラ。



白い扉の向こうには、懐かしい人がいた。







いすに座っている人。





髪が伸びた。


顔が少し細くなった。





少し赤い顔をして、私を見た。




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