泣き恋

「紗奈、今のどういう意味?
なんか…、ヤバいことでもしてんの?」


真希の視線がまっすぐ私を見つめてる。


「あたし…、達」


話しだそうとした瞬間、


「紗奈ちゃん、ちょっと!」


右腕をつかまれて、
非常扉の外に引きずり出された。
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