ハルと美咲の七日間
ハルと美咲の七日目

12月31日。大晦日。美咲と出会って7日目だ。ハルはやはり美咲のことが気になって電話した。しかし、昨日と同様電話に出なかった。そして美咲からメールが来た。
“しつこ~い。アズマさんと寝てたんや(笑)”
「あのバカ。」
ハルはそう吐き捨てるように言うとアズマに電話した。電話は意外にもすぐつながった。
「おい、アズマか?お前今どこにいる?」
「なんや?どないした?」
「お前まさか青木美咲ってやつと一緒にいないだろうな?」
「・・・おるよ」
「お前何してんだ。そいつが誰だか分かってんのかよ」
「美咲ちゃんやろ?」
「美咲ちゃんやろ?じゃねーよ。」
「なんや?」
「お前はなー唯一長年一緒に暮らしてたその子のおじさんを殺したんだぞ」
ハルは怒鳴り散らすように言った。
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